情報共有

2008年01月25日

こんな情報が流れたら

「このニュースはウチにとっても大きな影響あるよね」

「それってこれこれこういうことですよね。本格的に検討したいですね」

「システム的にこんなメリットがあると同時にこんなデメリットがあると思います」

「営業としてはこっちの方向に持っていきたいんだけどなあ」

「そうそう。最近お客さんからこんな要望多いんですよ」

「最近のお客さんの意識はそうなのか。じゃあ次の開発の優先度もちょっと考え直さないとな」


イントラnewsing内で生まれるディスカッションのひとコマです。

情報感度の高い社員が気づけるニュースをみんなで共有できることも有意義なのですが、
それ以上に大切なのは、
「そのニュースをどう噛み砕いて、どう自社に活かして、どう今の業務に活かすか」
を、いろいろな立場だからこそ気づける視点を持ち寄って何らかの「解」に近づいていけることなのです。

上記のような会話は、現状ですと、現場の担当者間だけで生まれては埋もれているのではないでしょうか。
それってもったいないですよね。

このやりとりを他の多くの社員が読んで「なるほどね。そういった視点で見ることは大切だなあ」
と感じ、今後の自分の情報への取り組み方が変わることって非常に重要なことだと思います。
当事者間だけで終わらずに、他の同僚、今後入ってくる新入社員がこのような現場の生の声を
取り入れることで、情報判断レベルを向上していけるのです。


これは、情報という道具を共有することだけに意識がいっていた過去のナレッジシステムとは異なり、「情報の扱い方」を共有しあうことで、道具を使う社員側のパワーアップを目指す、画期的なコンセプトです。

実際に社内で運用しているのですが、もはやなくてはならないツールです^^


masahiro_uchino at 01:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年12月02日

なぜ「タグ」と「人」は情報共有の在り方を変えるのか

情報の洪水化が加速し続ける昨今、情報共有の在り方も大きな変化を迎えています。

皆様は普段の業務で欲しい情報がすぐに見つかっていますか?

「1時間かけていろいろ探したけど結局見つからなかった。
この手の情報は絶対過去の成果があるはずなのに。。」
なんてことはないでしょうか?

これはその情報へたどり着くための手がかりが限られていたためです。

その情報を使いたい人がどんな道で探すのかというのは蓄積する時点で
ある程度まで推測することができます。

例えば、提案書であれば、
「営業部」の「鈴木」が「金融業界」向けに「〇〇システム開発」の内容で「受注」できた「提案書」
という説明ができます。
おそらく、この提案書を後で使い回したい人は
「営業部」「鈴木」「金融業界」「〇〇システム開発」「受注」「提案書」
といったキーワードで探したいことでしょう。
しかし、その提案書の中に、上記のキーワードがそのまま含まれているとは限りません。
つまり、蓄積された情報の中の文字列と探して活用したい人の思いつく文字列が同じとは限らないのです。

これが同じでなければ、文字列検索ではひっかからないことになります。
「金融業界」「提案書」だけがひっかかったとしても、その数が膨大で絞り込む術がなければ
現実的な時間で到達することはできません。

エンタープライズサーチが発達して、会社中に分散されたナレッジシステムを横断的に
検索できるようになったとしても、探す母体が巨大になっただけで上記の問題はどうしても
つきまとってしまいます。

「タグ」はこのような問題を解決する可能性を秘めている概念です。
つまり、その情報について一番良く理解している作成者が
「こんな探し方をする人にとって有用ですよ」
と探されるであろうキーワードをタグとしてくっつけた上で情報を蓄積するのです。

先程の例で言えば、
「営業部」「鈴木」「金融業界」「〇〇システム開発」「受注」「提案書」
というタグをつけて提案書を蓄積することによって、
そのファイルに上記の文字列がそのまま含まれていなくても探し出すことができるのです。
「誰が」「どこに対して作った」「どのような内容の」「何で」「どうなったか」
といったようなタグ付けの運用ルールにしておくと、探す時もタグ指定がしやすいでしょう。
上記のカテゴリでタグを視覚化してあげれば、さらに探しやすいです。
(よく情報をアップするページにキーワードを埋め込むことも行われますが、
タグとして管理し、探す人にレコメンドできるのが大きな違いです)

今後は共有すべき情報に、音声ファイルや動画ファイルも含まれていき、
文字列が含まれないことも多くなるため、このように
「いかに後で辿りつきやすいように蓄積しておくか」
は蓄積した情報が活用されるのか、誰にも探されることなく作り損で終わるのかの
分れ道となると思われます。

さらに、これからの情報共有では蓄積された情報が改善されていくことが重要です。
言い換えると利用した「人」による有用な補足情報を無駄にしないということです。
「この提案書はこう工夫するとこちらにも使えた」というコメントを付加し、新しいタグを付け足すのです。

今までは、蓄積された情報とそれを使う人の1対1の関係が繰り返されるだけであったのが、
使った人だからこそ見える有用な補足情報を加えながら、情報自体の価値が増し続けます。
これは逆に「この情報は完全に古くなって今後使われることがないため削除すべき」という
判断を取り入れ、情報の洪水を緩和する働きも担います。

検索によってある条件下で機械的に正確な振いにかけ、
その結果からさらに絞り込むために、人によるファジーな判断材料が活きてきます。
検索結果で絞り込んだ50件の結果画面に、
「何人が過去に使用して」「そのうち何人が〇を付けて」「こんなコメントが付いた」
といった情報が添えられることでかなり判断が楽になるのではないでしょうか?

現代のビジネスマンが情報収集にかけている時間は平均週9.2時間だそうです。
これを全社員に換算するとコストは膨大なものとなります。
「情報に辿り着くまでの時間と、最終的に辿りつけるのかどうか、業務に活かしきれるのか」
にはもっとシビアになる必要があります。

私達はこのようなコンセプトで全く新しい情報共有システムを開発し、世の中に貢献したいと考えております。

masahiro_uchino at 23:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年11月10日

開発現場を活性化するには

様々な業種とITの融合が進み、システム開発の需要がますます膨らんでいる昨今、技術情報を再利用して、いかに開発の効率化を実現するか、いかに能力を成長させる機会を作り出せるか、は非常に重要な問題となっております。

技術情報の共有手段として、Wikiを使って集合知により、より良い情報にしていく、共有していく、ことはかなり浸透してきました。

しかし、本当に活用されているのか?というと、なかなか「蓄積しても再利用していない」、「活性化してるとは言えない」などの声もよく聞きます。


これはなぜなのでしょうか?


大きな原因として考えられるのは、
 ・情報が欲しい時に探しにくい、見つからないので結局自分で調べる
 ・そもそもどんな情報が挙がっているのかわからない
 ・あまり読まれていないので、労力をかけて書く気になれない
 ・フィードバックが感じられないので書くモチベーションが上がらない
などが挙げられます。

私達はイントラnewsingによって、これらの問題を解決します。

 ★技術情報がアップされたら、自動でポータルにアップされます。

  どんな情報がアップされたかを、知ることができます。
  これは非常に重要なことで、「今は必要ないけどいざって時にここ見ればあるのね」
  と知っておける、いざが来れば活用されるということです。

 ★技術情報に対して批評ができる
  「ここはこう直した方が適切ですよ」
  「ここは、このケースの対応も書いておいたら適用範囲がぐっと広がるよ」
  「この環境まだ残ってるなら、こんなことも実験させて!」
  アップした時は1ケースで役立つ情報が、様々なケースで応用できる情報に変わります。
  こういったやりとりで情報はその価値を膨らませていけます。
  コミュニケーションのキッカケにもなります。
  エンジニアは能力の成長こそがモチベーションだったりします。
  このようなやりとりの場があることが幸せなことなのではないでしょうか。

 ★情報発信者のモチベーションが上がります
  アップした技術情報を誰が見たのか、どんなコメントがついたのか、○がいくつついたのか
  多彩なフィードバックを受けることで情報発信者はまた貢献しようという気になります。
  さらにここで集まったポイントはランキング化され、情報発信することの楽しさを実感できる
  ようになっています。

 ★必要な時に情報を探しだすことができます
  文字列検索だけでなく、情報にタグ付けすることで探しやすさがぐっと向上します。
  お気に入りのタグを登録しておくことで、そのタグに関する情報がアップされた時に
  強調表示することもできます。

 ★トラブルのアラートを挙げることができます
  大規模開発では、100人規模のエンジニアが役割を分担して開発しています。
  「これ絶対ヤバそうなんだけど、自分の担当じゃないしスルーしとくか。。」
  なんてことが当たり前のようにあります。
  しかし、こういった問題こそ後々甚大な被害につながったりしてしまいます。
  こういったトラブルの種を気軽に挙げられる場が必要です。
  小さな種のうちなら挙げやすいですし、対応も簡単です。

 ★技術情報だけでなく、開発結果や改善要望も議論できます
  tracやticketと連動させることにより、開発履歴や改善要望をポータルにアップできます。
  「このコードすごい。勉強になるからみんな読んで」とか
  「こんな改善要望思いついたんだけど、みんなどう思う?」とか
  開発中のイベントをみんなで楽しんだり、夢膨らむ議論につなげることができます。
  当然良いものが生まれやすくなります。

 ★師匠をつくることができます
  優れた情報を求める時、最後の最後は人に注目することになります。
  「自分の関心分野では、○○さんがすごくて、いつもいい情報アップするし、いいコメント書くので、
  ○○さんがアクションを起こしたらそれを通知してほしい」ってなってきます。
  私達は使う人側の変化や、ユーザーが使い続けてどんなリアルの関係をつくっていけるのか
  を大切にして製品を開発しています。
  出された情報を活用できるだけではつまらないです。
  つまらなければ活性化することも難しい。
  私達は使うユーザーが成長していける、新たな可能性を楽しめる情報共有を目指しております。




大規模な開発現場程、情報活用の効率次第で大きく結果が異なってきます。
私達は開発現場を活性化し、メンバー達が成長の機会を楽しめる環境作り
のお手伝いをさせて頂きます。


  




masahiro_uchino at 10:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年11月08日

情報洪水を何とかしたい

・グループウェアや共有サーバーにアップされるマニュアルや提案書
・投稿され続ける社内ブログや社内ブックマーク
今後も私達の職場で流れる情報は増え続けることでしょう。

私達には限られた時間しかありません。
目を通すことのできる情報量には限界があるのです。

どんなに価値のある情報でも、触れることができなければ活用されることもありません。


情報共有の目的は蓄積することではありません。
蓄積された情報が活用されて、初めて価値を生んだことになります。


今一度立ち止まって、現在の情報共有を見つめてみてください。
・素晴らしい提案書が共有サーバーにアップされたことを知る術はありますか?
・その提案書の所感や「○○のケースには、こう使うと効果を発揮しそう」といった補足情報が
 加わって、情報の価値が高まることはありますか?
・無数に共有された提案書の中で、一体どれが使える提案書なのか、見分ける術はありますか?

皆様の情報は蓄積されるだけでなく、十分な活用がされていますでしょうか?

「価値のある情報を見分けることができ、必要に応じて探し出すことができ、
自分に必要な情報だけを活用して業務の問題を素早く解決していく」
全社員のワークスタイルが変われば、会社全体の成果は大きく変わるはずです。

私達はこのようなワークスタイル変革のお手伝いを致します。




masahiro_uchino at 01:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年09月04日

人はなぜ書くのか

人はどうして書くのだろう?

イントラブログの開発をしていて、いつもこのことを考えています。
自分でも書いているのですが、書くって本当に労力かかるんです。
見ず知らずの人まで見にくることが意外と多いと知ってからはなおさらです。

「中途半端なことを書いて批判されたらやだな」
「誰が見てもいいような立ち位置にしないとダメかな」
いろいろ考えてしまって書くのがおっくうになることもありました。

でも、今なぜまだ書いているのか。

それは「労力がかかる以上に自分の人生を変えてくれたから」
しかないと思います。

・書いたことへの批判から議論することですごく勉強になった
・議論を繰り返してわかり合える仲間を見つけられた
・記事を見た上司がその興味のある仕事をアサインしてくれた
・全然違う部署の人が評価してくれた
・「あのアイデアいいね」から知らない社員と会話できた
・質問したら、自分と全く違った視点のアドバイスがたくさん集まってすごく勉強になった
・「そっちの分野に興味あるならいい人紹介するよ」、とか
 「こんな勉強会あるけど一緒に行かない?」と誘われた
・「普段話す機会ないけどブログ読んで怖い人じゃないってわかりました」と話しかけるのをためらわないでくれたw
・「あの記事で問題解決したことがあって感謝してるんです。こっちのことは僕詳しいのでぜひ教えさせてください」と協力してもらえた
具体的に挙げるとこんな感じで「自分の周囲を変える種をたくさんまいてたんだなあ」ってことに改めて気がつきます。

まさに「種をまく」という表現がぴったりで、「自分がこんな人なんですよ」となんとなく知っていてもらうことで、何か機会があった時に「あ、たしかあの人が興味あるんじゃないかな。教えてあげたら喜ぶんじゃないかな」みたいに可能性をプレゼントしてもらえることが多いんです。

こういったメリットを経験した人は自然と書くようになる。
将来的には表現方法は「書く」だけじゃないんだろうなあ。
動画を公開するとか音声とかいろんな形で「自分」を発信して、
新たな可能性を集めていくようになると思う。

ただ、こういったことを体験したことのない人は「イントラブログを導入したので書いてもいいよ」となっても「書くと何かいいことあるの?」ってなって終わりだと思う。

業務が忙しい中で、「いいこと」がない限り労力をかけて書くわけがない。

僕は自分でメリットを感じることができたから、人生が変わりつつあるから、この感動を多くの人が味わえるシステムを創りたいと思っています。

「こんな使い方をするとこんないいことがあるかもしれませんよ」と運用面の布教活動をするのはもちろん、「未体験の人が思わず使ってみたくなり、使ってみたらメリットを体験しやすくなってて、そのメリットをなるべく膨らませるようなシステム」を創りたい。

どんな良いモノも使ってもらわなければ意味がない。
価値を送るだけじゃ自己満足。
ちゃんと届くまで面倒みなければ何も実現されていない。

「興味のない人が思わず使い始めて、ファンになる」をつきつめて考えていきたいと思います。









masahiro_uchino at 09:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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内野 匡裕

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