注意
2009年06月21日
ゲストハウスを選ぶ時に注意すべき11のポイント
これまで3件のゲストハウスに住み
100件近くのゲストハウスを見学してきましたが、
物件によって面白いくらい違いがありました。
一言に「ゲストハウス」と言っても
・運営コンセプト
・住人の雰囲気、マナー
・価格帯
などなど、中身をよく見てみると全然別のサービス
かのようだったりします。
僕は、ゲストハウスの
・友達に囲まれて楽しく暮らせる
・様々な自分と違った価値観、人生観に触れられる
・たくさんの刺激や感動に触れられる
といったコンセプトが大好きです。
なので、
できれば入居してから「失敗したなあ」とは思ってほしくないので
「入居する前にこんなポイントに注意するとある程度
自分の求める形に合ってるかどうかが判断できるかも」
ってポイントを挙げてみたいと思います。
★運営コンセプト・ルール
大きく従来型と近代型の2パターンに分かれています。
古くからのゲストハウスは「安いんだから我慢して共同で」
といった色合いが強く、コミュニケーションの価値を重視して
いません。
交流のためのパーティーなども歓迎していなかったりします。
近代型は「価格帯を上げるけど、コミュニケーションを
楽しみたい人向けにオシャレに作りました」というコンセプト
でここ3年程で急激に普及してきています。
まずは大まかにどちらが自分に合っているかを決めて
運営会社に「交流したいのですがパーティーは歓迎ですか?」
と聞くと、交流についてのスタンスを語ってくれると思います。
運営ルールも物件毎に全然違います。
例えば、おもろい物件に住んでたら友達に見せたくなります。
ただ、友達を入れられないとか泊めることはできないとか、
事前申請すればOKとか、かなりいろいろですので、
事前にルール一覧を確認するようにしましょう。
★リビングの過ごしやすさ
他の住人とのコミュニケーションを楽しみたい方にとって
リビングが交流の中心スペースとなります。
ここがある程度の広さを確保していなければ、交流したくても
いつも人がいっぱいで座れない、となってしまいます。
テーブルやイスの数、そこでゆっくりと他住人と会話を楽しむ
ことがイメージできるか、を確認してください。
★物件の規模
規模の大きさ=刺激の多さにもつながります。
人が多い程様々な経験を聞けますし、パーティーをする時も
人が集まりやすいです。
多少合わない人も出てくるはずですが、総人数が多ければ
合う人もたくさん見つかるはずです。
一軒家をシェアするなど人数の少ないタイプですと
非常に密な関係になりやすいですが、合わないと
多少ストレスが溜まりやすいかもしれません。
最近では50戸以上の物件も珍しくなく、最大では180戸の
団地のような物件もあります。
★コミュニケーションのキッカケ
キッカケってすごく重要で、入居してきて輪のできあがってる
グループに入っていくのはなかなか勇気が要りますよね。
でも、例えば入居者歓迎パーティーの開催があったり、
自己紹介カードを事前に配ってくれたり、最初の壁を
低くする仕組みを作ってくれてる運営会社もいます。
そういった運営会社は「入れておしまいではなく、入れた後に
快適に暮らしてもらってゴール」と意識している会社ですので
個人的にはそういったポイントで選択するのがオススメです。
「入居して溶け込めるか不安なのですが、何かありますか?」
と質問してみてください。
★オープン後の改善履歴
やはりゲストハウスはまだまだ新しい試みです。
オープン時には環境的な不備があることが多いです。
しかし、そこを住人から吸い上げて改善するかどうか
で運営会社の善し悪しが大きく出ます。
「どんな声が挙がってどんな改善がありましたか?」と
ぜひ質問してみてください。
★住人のマナー度数
驚く程物件によって違います。
なぜかというと、人は他人の様子を見て「ここまでならいっか」
と行動しますので、誰かがマナーが悪くてストップがかからないと
どんどん物件全体が悪くなっていくことがあります。
逆にマナーがいい物件は「みんなでキレイに使っていこう」という
意識が共有されている物件です。
ルールがある程度決められていたり、言いにくいことを言える
管理人的な人が機能しているかが大きく影響してきます。
マナーの現状を見るにはキッチンを見るのが一番です。
日常的に共同で使わざるを得ないスペースだからです。
調味料や調理用具がちゃんとしまわれているか、
洗わないままのお皿が放置されてないか、などを
見るだけですぐわかります。
ちなみに廊下やリビングの掃除については、
清掃業者が掃除するケースが多いです。
清掃業者も週何回なのか、どこまでキレイにしてくれるのか
が物件によって全然違いますので確認しておきましょう。
★通勤・通学の大変さ
内覧の時には、駅までの距離や坂道などはワクワクして
気にならないものですが、毎日のことになるとかなり変わります。
「これが毎日になったら」を意識して、「夏だったら、冬だったら」
と入居後の生活をシュミレーションしてみてください。
★住人の気さくさ
内覧の時にはリビングに誰かしらいることが多いです。
「こんにちわ!」と元気にあいさつをして、返ってくる反応は
その物件の文化を察する目安になるかもしれません。
(新しい人を気持ちよく迎え入れることが習慣になってるか)
可能であれば「少しお話を聞かせてもらえませんか?」と
中の雰囲気を聞ければ最高です。
「実際に住んでみていかがですか?」
「困ってることは何ですか?」
で返ってくる回答はかなり参考になると思います。
★物件が提供するモノの確認
物件によってどこまで標準で提供しているかバラバラです。
洗濯機は何台あるのか(7,8人につき1台は必要です)
部屋の中の標準装備は何なのか(ベッド、机、収納、ミニ冷蔵庫
のパターンが多いです)
特に1人暮らしから移る方は決まって収納に困ります。
十分な収納があるか、その分まで荷物を減らせるか、を
引っ越し前にシュミレーションしましょう。
★価格の内訳
ガス・電気・水道・インターネットを全部コミコミ使い放題で
共益費として徴収しているケースもあれば、使った分だけ実費と
部屋毎にメーターがついてるケースもあります。
部屋毎にメーターがあるのが一番不公平はないです。
使い放題だとみんなが遠慮なく使って総額が大変なことになり
後から追加徴収とかなるケースもあるようです。
細かいですが、洗濯機が使う度に有料とか駐輪場が別途かかる
などもありますし、契約更新料などがある物件もありますので、
かかる費用はトータルで見るようにしてください。
「入居後にかかるものも含めて、お金のかかることはこれで
全てですか?」という質問をするとよいでしょう。
★新規オープンかどうか
新規オープンはなんと言っても設備が新しいです。
部屋などもリフォームしたてなのですごくキレイです。
後は新規オープン同士の住人はすごく仲良くなりやすいです。
良くない文化が定着しているところを変えていくよりも
最初に良い文化を創って迎え入れていく方が、仕組み作りという
より幅広いゲストハウスの楽しみ方ができてオススメです。
物件によって全然違うのもゲストハウスの大きな魅力です。
あなたの求める生活をイメージして、それに合った物件を
探してみてください^^
僕もこれからいろんなおもろーなゲストハウスを転々としたいと
思ってまして、面白物件情報を発見されましたら
masahiro.uchino@gmail.com
まで、ご一報頂けるとめちゃくちゃうれしいです^^
※この記事では「環境に求めること」にフォーカスされてますので
「ゲストハウスという環境に感謝してること」も書いてみました。
こちらも合わせて読んで頂けますとうれしいです^^
100件近くのゲストハウスを見学してきましたが、
物件によって面白いくらい違いがありました。
一言に「ゲストハウス」と言っても
・運営コンセプト
・住人の雰囲気、マナー
・価格帯
などなど、中身をよく見てみると全然別のサービス
かのようだったりします。
僕は、ゲストハウスの
・友達に囲まれて楽しく暮らせる
・様々な自分と違った価値観、人生観に触れられる
・たくさんの刺激や感動に触れられる
といったコンセプトが大好きです。
なので、
できれば入居してから「失敗したなあ」とは思ってほしくないので
「入居する前にこんなポイントに注意するとある程度
自分の求める形に合ってるかどうかが判断できるかも」
ってポイントを挙げてみたいと思います。
★運営コンセプト・ルール
大きく従来型と近代型の2パターンに分かれています。
古くからのゲストハウスは「安いんだから我慢して共同で」
といった色合いが強く、コミュニケーションの価値を重視して
いません。
交流のためのパーティーなども歓迎していなかったりします。
近代型は「価格帯を上げるけど、コミュニケーションを
楽しみたい人向けにオシャレに作りました」というコンセプト
でここ3年程で急激に普及してきています。
まずは大まかにどちらが自分に合っているかを決めて
運営会社に「交流したいのですがパーティーは歓迎ですか?」
と聞くと、交流についてのスタンスを語ってくれると思います。
運営ルールも物件毎に全然違います。
例えば、おもろい物件に住んでたら友達に見せたくなります。
ただ、友達を入れられないとか泊めることはできないとか、
事前申請すればOKとか、かなりいろいろですので、
事前にルール一覧を確認するようにしましょう。
★リビングの過ごしやすさ
他の住人とのコミュニケーションを楽しみたい方にとって
リビングが交流の中心スペースとなります。
ここがある程度の広さを確保していなければ、交流したくても
いつも人がいっぱいで座れない、となってしまいます。
テーブルやイスの数、そこでゆっくりと他住人と会話を楽しむ
ことがイメージできるか、を確認してください。
★物件の規模
規模の大きさ=刺激の多さにもつながります。
人が多い程様々な経験を聞けますし、パーティーをする時も
人が集まりやすいです。
多少合わない人も出てくるはずですが、総人数が多ければ
合う人もたくさん見つかるはずです。
一軒家をシェアするなど人数の少ないタイプですと
非常に密な関係になりやすいですが、合わないと
多少ストレスが溜まりやすいかもしれません。
最近では50戸以上の物件も珍しくなく、最大では180戸の
団地のような物件もあります。
★コミュニケーションのキッカケ
キッカケってすごく重要で、入居してきて輪のできあがってる
グループに入っていくのはなかなか勇気が要りますよね。
でも、例えば入居者歓迎パーティーの開催があったり、
自己紹介カードを事前に配ってくれたり、最初の壁を
低くする仕組みを作ってくれてる運営会社もいます。
そういった運営会社は「入れておしまいではなく、入れた後に
快適に暮らしてもらってゴール」と意識している会社ですので
個人的にはそういったポイントで選択するのがオススメです。
「入居して溶け込めるか不安なのですが、何かありますか?」
と質問してみてください。
★オープン後の改善履歴
やはりゲストハウスはまだまだ新しい試みです。
オープン時には環境的な不備があることが多いです。
しかし、そこを住人から吸い上げて改善するかどうか
で運営会社の善し悪しが大きく出ます。
「どんな声が挙がってどんな改善がありましたか?」と
ぜひ質問してみてください。
★住人のマナー度数
驚く程物件によって違います。
なぜかというと、人は他人の様子を見て「ここまでならいっか」
と行動しますので、誰かがマナーが悪くてストップがかからないと
どんどん物件全体が悪くなっていくことがあります。
逆にマナーがいい物件は「みんなでキレイに使っていこう」という
意識が共有されている物件です。
ルールがある程度決められていたり、言いにくいことを言える
管理人的な人が機能しているかが大きく影響してきます。
マナーの現状を見るにはキッチンを見るのが一番です。
日常的に共同で使わざるを得ないスペースだからです。
調味料や調理用具がちゃんとしまわれているか、
洗わないままのお皿が放置されてないか、などを
見るだけですぐわかります。
ちなみに廊下やリビングの掃除については、
清掃業者が掃除するケースが多いです。
清掃業者も週何回なのか、どこまでキレイにしてくれるのか
が物件によって全然違いますので確認しておきましょう。
★通勤・通学の大変さ
内覧の時には、駅までの距離や坂道などはワクワクして
気にならないものですが、毎日のことになるとかなり変わります。
「これが毎日になったら」を意識して、「夏だったら、冬だったら」
と入居後の生活をシュミレーションしてみてください。
★住人の気さくさ
内覧の時にはリビングに誰かしらいることが多いです。
「こんにちわ!」と元気にあいさつをして、返ってくる反応は
その物件の文化を察する目安になるかもしれません。
(新しい人を気持ちよく迎え入れることが習慣になってるか)
可能であれば「少しお話を聞かせてもらえませんか?」と
中の雰囲気を聞ければ最高です。
「実際に住んでみていかがですか?」
「困ってることは何ですか?」
で返ってくる回答はかなり参考になると思います。
★物件が提供するモノの確認
物件によってどこまで標準で提供しているかバラバラです。
洗濯機は何台あるのか(7,8人につき1台は必要です)
部屋の中の標準装備は何なのか(ベッド、机、収納、ミニ冷蔵庫
のパターンが多いです)
特に1人暮らしから移る方は決まって収納に困ります。
十分な収納があるか、その分まで荷物を減らせるか、を
引っ越し前にシュミレーションしましょう。
★価格の内訳
ガス・電気・水道・インターネットを全部コミコミ使い放題で
共益費として徴収しているケースもあれば、使った分だけ実費と
部屋毎にメーターがついてるケースもあります。
部屋毎にメーターがあるのが一番不公平はないです。
使い放題だとみんなが遠慮なく使って総額が大変なことになり
後から追加徴収とかなるケースもあるようです。
細かいですが、洗濯機が使う度に有料とか駐輪場が別途かかる
などもありますし、契約更新料などがある物件もありますので、
かかる費用はトータルで見るようにしてください。
「入居後にかかるものも含めて、お金のかかることはこれで
全てですか?」という質問をするとよいでしょう。
★新規オープンかどうか
新規オープンはなんと言っても設備が新しいです。
部屋などもリフォームしたてなのですごくキレイです。
後は新規オープン同士の住人はすごく仲良くなりやすいです。
良くない文化が定着しているところを変えていくよりも
最初に良い文化を創って迎え入れていく方が、仕組み作りという
より幅広いゲストハウスの楽しみ方ができてオススメです。
物件によって全然違うのもゲストハウスの大きな魅力です。
あなたの求める生活をイメージして、それに合った物件を
探してみてください^^
僕もこれからいろんなおもろーなゲストハウスを転々としたいと
思ってまして、面白物件情報を発見されましたら
masahiro.uchino@gmail.com
まで、ご一報頂けるとめちゃくちゃうれしいです^^
※この記事では「環境に求めること」にフォーカスされてますので
「ゲストハウスという環境に感謝してること」も書いてみました。
こちらも合わせて読んで頂けますとうれしいです^^