2007年10月21日
イントラブログと現実のバランス
イントラブログを通して世の中を活性化したい。
社員に成長の機会と周囲との和を提供したい。
企業に自発的文化の醸成と長期的な成長を促したい。
そういった想いでイントラブログを開発しています。
しかし、まだ社内でブログを書き続けてもらうには難しい現実が多々あります。
・いきなり主観を出すことは精神的に敷居が高い。
・忙しい業務の中で読む時間も書く時間も確保できない。
・書いても読む人が少なく反応もなければ意欲がなくなってくる。
・書く人が少なくなれば読みにも行かなくなる。
このような悪循環を避けるためには、コーディネーターによる運営の工夫やシステムによる工夫が不可欠だと思います。
運営の工夫により、
・読むこと書くことも業務の一部とした業務時間配分
・発信し、提供することへの称賛、評価をする制度作り
システムの工夫により、
・負荷のかからない表現手段を提供する
・多くの記事の中からオススメを提供する
などが必要なのではないでしょうか。
実際に使ってもらうのは人ですから、
当然ながら、アクションの負荷よりもリターンが
大きくなければ続けてはもらえません。
先進的な機能を企画していくと同時に、アクションの負荷が低く、リターンを受け取り易いシステムであるかという基本をより心掛けていきたいと思います。
社員に成長の機会と周囲との和を提供したい。
企業に自発的文化の醸成と長期的な成長を促したい。
そういった想いでイントラブログを開発しています。
しかし、まだ社内でブログを書き続けてもらうには難しい現実が多々あります。
・いきなり主観を出すことは精神的に敷居が高い。
・忙しい業務の中で読む時間も書く時間も確保できない。
・書いても読む人が少なく反応もなければ意欲がなくなってくる。
・書く人が少なくなれば読みにも行かなくなる。
このような悪循環を避けるためには、コーディネーターによる運営の工夫やシステムによる工夫が不可欠だと思います。
運営の工夫により、
・読むこと書くことも業務の一部とした業務時間配分
・発信し、提供することへの称賛、評価をする制度作り
システムの工夫により、
・負荷のかからない表現手段を提供する
・多くの記事の中からオススメを提供する
などが必要なのではないでしょうか。
実際に使ってもらうのは人ですから、
当然ながら、アクションの負荷よりもリターンが
大きくなければ続けてはもらえません。
先進的な機能を企画していくと同時に、アクションの負荷が低く、リターンを受け取り易いシステムであるかという基本をより心掛けていきたいと思います。
2007年09月18日
伝わるべき情報とは?
社内でどんな情報が流通すれば、もっと社員と会社はハッピーになるのだろうか?
今までに流れていなかった2つの情報がカギではないかなと思う。
1.社員の主観
2.社員の気づき
いずれにしても、テーマは「社員発の情報を活用できるかどうかで会社の力は全く変わる」ということです。
1については、これまで客観的で誰が見ても正しいと言い切れる情報しか流通していなかった。しかし、現実の問題では答えが唯一なことの方が少ない。
「自分は○○だから△△だと思う」という形でも十分に価値のある情報、流通させるべき情報なのではないかなと思うのです。
そして、実はこの主観的な判断ロジックを社員みんなで共有できることこそ、イントラブログの威力が発揮されるポイントではないかなと思うんです。
人が自分の考えの幅を広げて成長する時というのは、「他者の判断ロジックに触れた時」だと思います。上記のような「この人はこういう見方でこう判断したのか。なるほど。自分にはないので取り入れてみよう」を繰り返す日常にできるかどうかで社員の成長度は全く変わります。
これが社員の数だけ積み重なれば会社の力としても大きな違いになると思います。
2は、これまで現場の小さな気づきがあったにもかかわらず、その粒の大きさの情報が流れる機会がなかった。
気づきというのはその人の立場によって見える見えないがあります。(能力ではなく)営業という業務を担当している社員は、開発には見えない顧客の生の声からの気づきを得ることができるのです。同様に開発は、営業では触れることのできない気づきを得ることができます。お互いに自分の立場では得ることのできない気づきを共有することで、大きな成果につながったり、相互理解につながって円滑な協業が促進されるのです。
これは経営層と社員にも当てはまり、経営層は社員の気づきに触れることで現実に即した経営をすることができるし、社員は経営層の気づきに触れることでより広い視野で日々の業務の判断をしていけるといったように、お互いに成長し合っていくことができるのです。
この2つの情報がもっと適切に流通するシステムを創りたいと
現在取り組んでいます。
しかし、まだまだ流通するとより良いのに流れていない情報がたくさんある気がします。
1.社内の不正行為の種を通報することによる不正防止
2.社内の「有難う」「助かりました」の流通による適切な人事評価
3.発生し次第欲しい情報を事前予約しておく(RSSによる通知)
とかとか。
1については「人間関係を壊さずに、言うべきことは言わなければならない」こと全般に当てはまって、「匿名」が効果的な部分だと思います。
・何を知れていると毎日がより便利なのか。楽しいのか。
・誰から誰に届くべきなのか
・いつ届くべきなのか
・必要なことだけが目に触れるようにするには
・そのシステムを使い続けるうちに社員はどう変わっていくのか
ここを意識しながら本当に世の中に貢献できる良いモノを創りたいです。
適切に理解できることは不要な誤解を無くし、不要な恐怖を無くします。
適切に理解するためには適切な情報が必要です。
「ここでこんなことがわかればなあ」とか
「今スルーしたけど、これがわかったらもっとしっかりした判断できるよね?」
を自問自答し続けるしかないのでしょうね。
ユーザー会などで日々使ってくださってる方々との対話も増やしたいですね。
今までに流れていなかった2つの情報がカギではないかなと思う。
1.社員の主観
2.社員の気づき
いずれにしても、テーマは「社員発の情報を活用できるかどうかで会社の力は全く変わる」ということです。
1については、これまで客観的で誰が見ても正しいと言い切れる情報しか流通していなかった。しかし、現実の問題では答えが唯一なことの方が少ない。
「自分は○○だから△△だと思う」という形でも十分に価値のある情報、流通させるべき情報なのではないかなと思うのです。
そして、実はこの主観的な判断ロジックを社員みんなで共有できることこそ、イントラブログの威力が発揮されるポイントではないかなと思うんです。
人が自分の考えの幅を広げて成長する時というのは、「他者の判断ロジックに触れた時」だと思います。上記のような「この人はこういう見方でこう判断したのか。なるほど。自分にはないので取り入れてみよう」を繰り返す日常にできるかどうかで社員の成長度は全く変わります。
これが社員の数だけ積み重なれば会社の力としても大きな違いになると思います。
2は、これまで現場の小さな気づきがあったにもかかわらず、その粒の大きさの情報が流れる機会がなかった。
気づきというのはその人の立場によって見える見えないがあります。(能力ではなく)営業という業務を担当している社員は、開発には見えない顧客の生の声からの気づきを得ることができるのです。同様に開発は、営業では触れることのできない気づきを得ることができます。お互いに自分の立場では得ることのできない気づきを共有することで、大きな成果につながったり、相互理解につながって円滑な協業が促進されるのです。
これは経営層と社員にも当てはまり、経営層は社員の気づきに触れることで現実に即した経営をすることができるし、社員は経営層の気づきに触れることでより広い視野で日々の業務の判断をしていけるといったように、お互いに成長し合っていくことができるのです。
この2つの情報がもっと適切に流通するシステムを創りたいと
現在取り組んでいます。
しかし、まだまだ流通するとより良いのに流れていない情報がたくさんある気がします。
1.社内の不正行為の種を通報することによる不正防止
2.社内の「有難う」「助かりました」の流通による適切な人事評価
3.発生し次第欲しい情報を事前予約しておく(RSSによる通知)
とかとか。
1については「人間関係を壊さずに、言うべきことは言わなければならない」こと全般に当てはまって、「匿名」が効果的な部分だと思います。
・何を知れていると毎日がより便利なのか。楽しいのか。
・誰から誰に届くべきなのか
・いつ届くべきなのか
・必要なことだけが目に触れるようにするには
・そのシステムを使い続けるうちに社員はどう変わっていくのか
ここを意識しながら本当に世の中に貢献できる良いモノを創りたいです。
適切に理解できることは不要な誤解を無くし、不要な恐怖を無くします。
適切に理解するためには適切な情報が必要です。
「ここでこんなことがわかればなあ」とか
「今スルーしたけど、これがわかったらもっとしっかりした判断できるよね?」
を自問自答し続けるしかないのでしょうね。
ユーザー会などで日々使ってくださってる方々との対話も増やしたいですね。
2007年09月05日
成功とは何なのか?
イントラブログを導入する企業に「導入後の効果を測定したい」とよく言われます。
企業であるからには「導入してこんな成果が出ました。なのでこの買い物は成功でした。継続するべきです。」と報告できなければならないのですよね。
実際に効果測定につながる機能を開発したのですが、それで全てが測れるのかというと決してそんなことはない。
なぜなら、「成功とは何か」は導入する企業によって全く異なるからです。
成功とは言いかえれば「目的が達成されたこと」
導入する目的は企業によって全く異なるのです。
「月5件ボトムアップで新規事業案を生み出したい」
「日報をメールから置き換えてメール流通量を50%削減して業務効率化により売上10%増を達成したい」
「社員のモチベーションを上げて売上10%増を達成したい」
「提案書+作成プロセスの共有により社員の底上げを図り、売上10%増を達成したい」
「社員の離職率を50%下げ、採用コストを50%削減したい」
挙げ始めればキリがない程、経営上の導入目的は様々です。
そして、それらを全て効果測定できるミラクルな指標などないのです。
そうすると、こちら側ですべきことも見えてくる気がします。
システムの利用状況を表すあらゆる個々のデータを正確にレポートし、あえて加工しない。
「今回の成功を測るには、このデータとこのデータを組み合わせてこう読み解きましょう。」
目的に合わせてこんなコンサルをすべきなのだと思う。
予算がある場合はカスタマイズ対応もありなのだけど、目的は時間と共に変わってくることもあるため、やっぱりコンサルは必要なのかなと思う。(当初の目的が達成されて、新しい目的を設定して計測したくなるなど)
もちろんシステム内のデータだけで測れるはずがないので、「システム外ではこんなデータを測定して、合わせて判断しましょう」
までやりたい。
これまではどのベンダーも導入効果は「なんとなく成功」としか認識できていなかった。
経営側の目的まで落としこんで効果測定をしっかりして、1つ1つの事例に添えていくことができれば、「何でもできそうだし、何となくよさげに聞こえるけど、具体的に何に使えてどれくらい効果あげられるのか目安すらわからない」といったイントラブログのイメージを変えていけると思う。
企業であるからには「導入してこんな成果が出ました。なのでこの買い物は成功でした。継続するべきです。」と報告できなければならないのですよね。
実際に効果測定につながる機能を開発したのですが、それで全てが測れるのかというと決してそんなことはない。
なぜなら、「成功とは何か」は導入する企業によって全く異なるからです。
成功とは言いかえれば「目的が達成されたこと」
導入する目的は企業によって全く異なるのです。
「月5件ボトムアップで新規事業案を生み出したい」
「日報をメールから置き換えてメール流通量を50%削減して業務効率化により売上10%増を達成したい」
「社員のモチベーションを上げて売上10%増を達成したい」
「提案書+作成プロセスの共有により社員の底上げを図り、売上10%増を達成したい」
「社員の離職率を50%下げ、採用コストを50%削減したい」
挙げ始めればキリがない程、経営上の導入目的は様々です。
そして、それらを全て効果測定できるミラクルな指標などないのです。
そうすると、こちら側ですべきことも見えてくる気がします。
システムの利用状況を表すあらゆる個々のデータを正確にレポートし、あえて加工しない。
「今回の成功を測るには、このデータとこのデータを組み合わせてこう読み解きましょう。」
目的に合わせてこんなコンサルをすべきなのだと思う。
予算がある場合はカスタマイズ対応もありなのだけど、目的は時間と共に変わってくることもあるため、やっぱりコンサルは必要なのかなと思う。(当初の目的が達成されて、新しい目的を設定して計測したくなるなど)
もちろんシステム内のデータだけで測れるはずがないので、「システム外ではこんなデータを測定して、合わせて判断しましょう」
までやりたい。
これまではどのベンダーも導入効果は「なんとなく成功」としか認識できていなかった。
経営側の目的まで落としこんで効果測定をしっかりして、1つ1つの事例に添えていくことができれば、「何でもできそうだし、何となくよさげに聞こえるけど、具体的に何に使えてどれくらい効果あげられるのか目安すらわからない」といったイントラブログのイメージを変えていけると思う。
2007年09月04日
人はなぜ書くのか
人はどうして書くのだろう?
イントラブログの開発をしていて、いつもこのことを考えています。
自分でも書いているのですが、書くって本当に労力かかるんです。
見ず知らずの人まで見にくることが意外と多いと知ってからはなおさらです。
「中途半端なことを書いて批判されたらやだな」
「誰が見てもいいような立ち位置にしないとダメかな」
いろいろ考えてしまって書くのがおっくうになることもありました。
でも、今なぜまだ書いているのか。
それは「労力がかかる以上に自分の人生を変えてくれたから」
しかないと思います。
・書いたことへの批判から議論することですごく勉強になった
・議論を繰り返してわかり合える仲間を見つけられた
・記事を見た上司がその興味のある仕事をアサインしてくれた
・全然違う部署の人が評価してくれた
・「あのアイデアいいね」から知らない社員と会話できた
・質問したら、自分と全く違った視点のアドバイスがたくさん集まってすごく勉強になった
・「そっちの分野に興味あるならいい人紹介するよ」、とか
「こんな勉強会あるけど一緒に行かない?」と誘われた
・「普段話す機会ないけどブログ読んで怖い人じゃないってわかりました」と話しかけるのをためらわないでくれたw
・「あの記事で問題解決したことがあって感謝してるんです。こっちのことは僕詳しいのでぜひ教えさせてください」と協力してもらえた
具体的に挙げるとこんな感じで「自分の周囲を変える種をたくさんまいてたんだなあ」ってことに改めて気がつきます。
まさに「種をまく」という表現がぴったりで、「自分がこんな人なんですよ」となんとなく知っていてもらうことで、何か機会があった時に「あ、たしかあの人が興味あるんじゃないかな。教えてあげたら喜ぶんじゃないかな」みたいに可能性をプレゼントしてもらえることが多いんです。
こういったメリットを経験した人は自然と書くようになる。
将来的には表現方法は「書く」だけじゃないんだろうなあ。
動画を公開するとか音声とかいろんな形で「自分」を発信して、
新たな可能性を集めていくようになると思う。
ただ、こういったことを体験したことのない人は「イントラブログを導入したので書いてもいいよ」となっても「書くと何かいいことあるの?」ってなって終わりだと思う。
業務が忙しい中で、「いいこと」がない限り労力をかけて書くわけがない。
僕は自分でメリットを感じることができたから、人生が変わりつつあるから、この感動を多くの人が味わえるシステムを創りたいと思っています。
「こんな使い方をするとこんないいことがあるかもしれませんよ」と運用面の布教活動をするのはもちろん、「未体験の人が思わず使ってみたくなり、使ってみたらメリットを体験しやすくなってて、そのメリットをなるべく膨らませるようなシステム」を創りたい。
どんな良いモノも使ってもらわなければ意味がない。
価値を送るだけじゃ自己満足。
ちゃんと届くまで面倒みなければ何も実現されていない。
「興味のない人が思わず使い始めて、ファンになる」をつきつめて考えていきたいと思います。
イントラブログの開発をしていて、いつもこのことを考えています。
自分でも書いているのですが、書くって本当に労力かかるんです。
見ず知らずの人まで見にくることが意外と多いと知ってからはなおさらです。
「中途半端なことを書いて批判されたらやだな」
「誰が見てもいいような立ち位置にしないとダメかな」
いろいろ考えてしまって書くのがおっくうになることもありました。
でも、今なぜまだ書いているのか。
それは「労力がかかる以上に自分の人生を変えてくれたから」
しかないと思います。
・書いたことへの批判から議論することですごく勉強になった
・議論を繰り返してわかり合える仲間を見つけられた
・記事を見た上司がその興味のある仕事をアサインしてくれた
・全然違う部署の人が評価してくれた
・「あのアイデアいいね」から知らない社員と会話できた
・質問したら、自分と全く違った視点のアドバイスがたくさん集まってすごく勉強になった
・「そっちの分野に興味あるならいい人紹介するよ」、とか
「こんな勉強会あるけど一緒に行かない?」と誘われた
・「普段話す機会ないけどブログ読んで怖い人じゃないってわかりました」と話しかけるのをためらわないでくれたw
・「あの記事で問題解決したことがあって感謝してるんです。こっちのことは僕詳しいのでぜひ教えさせてください」と協力してもらえた
具体的に挙げるとこんな感じで「自分の周囲を変える種をたくさんまいてたんだなあ」ってことに改めて気がつきます。
まさに「種をまく」という表現がぴったりで、「自分がこんな人なんですよ」となんとなく知っていてもらうことで、何か機会があった時に「あ、たしかあの人が興味あるんじゃないかな。教えてあげたら喜ぶんじゃないかな」みたいに可能性をプレゼントしてもらえることが多いんです。
こういったメリットを経験した人は自然と書くようになる。
将来的には表現方法は「書く」だけじゃないんだろうなあ。
動画を公開するとか音声とかいろんな形で「自分」を発信して、
新たな可能性を集めていくようになると思う。
ただ、こういったことを体験したことのない人は「イントラブログを導入したので書いてもいいよ」となっても「書くと何かいいことあるの?」ってなって終わりだと思う。
業務が忙しい中で、「いいこと」がない限り労力をかけて書くわけがない。
僕は自分でメリットを感じることができたから、人生が変わりつつあるから、この感動を多くの人が味わえるシステムを創りたいと思っています。
「こんな使い方をするとこんないいことがあるかもしれませんよ」と運用面の布教活動をするのはもちろん、「未体験の人が思わず使ってみたくなり、使ってみたらメリットを体験しやすくなってて、そのメリットをなるべく膨らませるようなシステム」を創りたい。
どんな良いモノも使ってもらわなければ意味がない。
価値を送るだけじゃ自己満足。
ちゃんと届くまで面倒みなければ何も実現されていない。
「興味のない人が思わず使い始めて、ファンになる」をつきつめて考えていきたいと思います。
2007年08月27日
企業文化を創るシステム
イントラブログのトップダウンアプローチに着目して考えてみます。
トップが「会社をこんな文化にしていきたい」と思った時に
これまでは朝礼や全社会議、掲示板での発信などしか手段がなかった。
イントラブログはそこに加わることができる新たな手段なのだと思います。
イントラブログとグループウェアの違いはいろいろあるけども、
決定的な違いは「生の声が飛び交う」ことだと考えています。
掲示板に書かれるトップのキレイゴトではなかなか意図を伝えきることは難しいですが、キレイゴトに対して付けられるコメントへの回答を全社で共有することで「あの言葉はそういうことなのか」と理解を深めて日々の行動に反映させることができるし、掲示板よりももっと砕けた本音のつぶやきを載せて親近感をつくり、社員にもっと当事者意識というか「雲の上からの発信で自分とはあまり関係ない言葉」と受け取られないようにできると思います。
やはり、双方向のやりとりができることが最も重要で、一片の言葉で全社の意識を変えようとするにはそもそもムリがあります。
コミュニケーションを繰り返すことで自分の真意をようやく伝えきることもできるし、現場をよく知っている社員からのツッコミも受け付けることによって最終的に良い方向に進むことができる、トップは社員の視点を取り入れ、社員はトップの視点を取り入れ、会社全体で成長していけるのです。
「社員が自分も会社を動かす一員なのだと自覚し、自発的に考え、発信し、フィードバックにより成長し、その成長を心地よく感じ、そのような文化の会社に所属していることに価値を感じてさらに成長を望むようになる。」
イントラブログは、この好循環を作り出すことのできる素晴らしいシステムだと思いますし、今後そのような循環を生み出せるような機能を充実させていきたいと考えています。
「トップのブログにツッコミや質問、自分の意見を投げかけるなんてとんでもない」という文化の企業も現実多いと思います。
「上の人が使ってないのに下の人が使ってたら遊んでると思われて怖い。ブログって世間では日記ってイメージが強いし」などの声もよく聞きます。
やはり、運用の工夫も非常に大切で、
・このシステムに何を期待して導入したのか、どう使ってよいのかをきちんと伝えて理解させる
・最初は上の人から進んで使って見せる
・コーディネーター役の下の人が積極的に模範的な使い方を示す
(社長ブログに質問や意見をコメントし、回答をもらうなど)
といった「社員に模範的な使い方を示す」ことが重要です。
新しい価値は理解されにくく、どこまで使っていいのかためらってしまいますので、最初の段階ではコーディネーターの役割が非常に重要です。
初期段階さえ乗り越えることができれば、社員は自分のブログでも発信することを覚え、それがリアルでは接する機会のない社員の目に止まり、評価されたり、希望する仕事への参加のキッカケとなったり、会話をするキッカケとなったり、実生活で自分の可能性を広げていることに気がついていきます。
そして、自発的に考えて、発信し、自分の取り組みで周囲を変えていこうという自発的な生活スタイルが定着していきます。
「企業の文化を心地よい自発的文化にしていくシステム」
これを目指して頑張りたいと思います。
トップが「会社をこんな文化にしていきたい」と思った時に
これまでは朝礼や全社会議、掲示板での発信などしか手段がなかった。
イントラブログはそこに加わることができる新たな手段なのだと思います。
イントラブログとグループウェアの違いはいろいろあるけども、
決定的な違いは「生の声が飛び交う」ことだと考えています。
掲示板に書かれるトップのキレイゴトではなかなか意図を伝えきることは難しいですが、キレイゴトに対して付けられるコメントへの回答を全社で共有することで「あの言葉はそういうことなのか」と理解を深めて日々の行動に反映させることができるし、掲示板よりももっと砕けた本音のつぶやきを載せて親近感をつくり、社員にもっと当事者意識というか「雲の上からの発信で自分とはあまり関係ない言葉」と受け取られないようにできると思います。
やはり、双方向のやりとりができることが最も重要で、一片の言葉で全社の意識を変えようとするにはそもそもムリがあります。
コミュニケーションを繰り返すことで自分の真意をようやく伝えきることもできるし、現場をよく知っている社員からのツッコミも受け付けることによって最終的に良い方向に進むことができる、トップは社員の視点を取り入れ、社員はトップの視点を取り入れ、会社全体で成長していけるのです。
「社員が自分も会社を動かす一員なのだと自覚し、自発的に考え、発信し、フィードバックにより成長し、その成長を心地よく感じ、そのような文化の会社に所属していることに価値を感じてさらに成長を望むようになる。」
イントラブログは、この好循環を作り出すことのできる素晴らしいシステムだと思いますし、今後そのような循環を生み出せるような機能を充実させていきたいと考えています。
「トップのブログにツッコミや質問、自分の意見を投げかけるなんてとんでもない」という文化の企業も現実多いと思います。
「上の人が使ってないのに下の人が使ってたら遊んでると思われて怖い。ブログって世間では日記ってイメージが強いし」などの声もよく聞きます。
やはり、運用の工夫も非常に大切で、
・このシステムに何を期待して導入したのか、どう使ってよいのかをきちんと伝えて理解させる
・最初は上の人から進んで使って見せる
・コーディネーター役の下の人が積極的に模範的な使い方を示す
(社長ブログに質問や意見をコメントし、回答をもらうなど)
といった「社員に模範的な使い方を示す」ことが重要です。
新しい価値は理解されにくく、どこまで使っていいのかためらってしまいますので、最初の段階ではコーディネーターの役割が非常に重要です。
初期段階さえ乗り越えることができれば、社員は自分のブログでも発信することを覚え、それがリアルでは接する機会のない社員の目に止まり、評価されたり、希望する仕事への参加のキッカケとなったり、会話をするキッカケとなったり、実生活で自分の可能性を広げていることに気がついていきます。
そして、自発的に考えて、発信し、自分の取り組みで周囲を変えていこうという自発的な生活スタイルが定着していきます。
「企業の文化を心地よい自発的文化にしていくシステム」
これを目指して頑張りたいと思います。
2007年07月16日
2007年07月05日
カスタマイズがワクワクを左右する
週末インド人の友達の引っ越しを手伝ってました。
家具や電化製品をサヨナラセールで集めるって言うのでどっかの閉店セールに行くんだろうと思ってたら、「サヨナラセール=海外へ帰国する外国人がいらないものを安く売ってくれること」だったらしく、南千住やら用賀やらあちらこちらに5件も回るハメになりましたw
そんな移動中の車の中での一言。
「なんでナビは女性の声なの?」
「きっと日本のドライバーは男性が多いからですね。」
ふむふむ。
聞きとりやすいってのもあるけどそれもあるのかもね。
「なんで一種類だけなの?
僕はアンジェリーナジョリーの声がいいです。」
おおー。それいいじゃん!
好きな人の声とか好きな声質、聞きとりやすい声って人によって違うし、
元から何パターンも選べたり、ガジェット感覚で販売して、
後から自分好みの声パターンだけを購入して設定できたらいいじゃん!
きっと運転してる時間がもっと楽しくなるはず!
「次の角を右折してください」
「ここから2kmは十分運転に注意してください」
パターンなんて大した種類ないから、意外と安く開発できるんじゃないかな。
それでいてユーザーは繰り返し繰り返し聞く声が好きか嫌いかで
運転する時間の楽しさは結構変わってくるし、思わず買っちゃうんじゃないかな。
乗せた人に対するネタにもなって面白いしね。
「自分の生活時間に自分の好みを取り入れて豊かに感じられるようにする。」
ためにちょっとしたカスタマイズをさせてあげる。
カスタマイズしても後付けで設定するだけで動くような仕組みに作っておいてあげる。
後付けする部分はサードベンダーでも開発できるようにして、
市場に出回る商品数を増やして「流行りモノ」にする仕組みをつくる。
この考え方はいろんなところに応用できる気がするなあ。
もちろんイントラブログにもね。
家具や電化製品をサヨナラセールで集めるって言うのでどっかの閉店セールに行くんだろうと思ってたら、「サヨナラセール=海外へ帰国する外国人がいらないものを安く売ってくれること」だったらしく、南千住やら用賀やらあちらこちらに5件も回るハメになりましたw
そんな移動中の車の中での一言。
「なんでナビは女性の声なの?」
「きっと日本のドライバーは男性が多いからですね。」
ふむふむ。
聞きとりやすいってのもあるけどそれもあるのかもね。
「なんで一種類だけなの?
僕はアンジェリーナジョリーの声がいいです。」
おおー。それいいじゃん!
好きな人の声とか好きな声質、聞きとりやすい声って人によって違うし、
元から何パターンも選べたり、ガジェット感覚で販売して、
後から自分好みの声パターンだけを購入して設定できたらいいじゃん!
きっと運転してる時間がもっと楽しくなるはず!
「次の角を右折してください」
「ここから2kmは十分運転に注意してください」
パターンなんて大した種類ないから、意外と安く開発できるんじゃないかな。
それでいてユーザーは繰り返し繰り返し聞く声が好きか嫌いかで
運転する時間の楽しさは結構変わってくるし、思わず買っちゃうんじゃないかな。
乗せた人に対するネタにもなって面白いしね。
「自分の生活時間に自分の好みを取り入れて豊かに感じられるようにする。」
ためにちょっとしたカスタマイズをさせてあげる。
カスタマイズしても後付けで設定するだけで動くような仕組みに作っておいてあげる。
後付けする部分はサードベンダーでも開発できるようにして、
市場に出回る商品数を増やして「流行りモノ」にする仕組みをつくる。
この考え方はいろんなところに応用できる気がするなあ。
もちろんイントラブログにもね。
2007年07月02日
イントラブログ研究会
昨日こちらのイントラブログ研究会に参加してきました。
http://iug.typepad.jp/blog/2007/06/iug_vol6_13aa.html
純粋に「世の中をコミュニケーションの力で変えたい」という方々がディスカッションで熱く事例や想いをぶつけあえる素晴らしい場でした。
また、世間は狭いなーってのも実感しました。
ウチのグループ会社の内定者が勉強に来てたり、「御社の○○さんお元気ですか?」って人がやたらいたり、前職とかなり近いところで仕事してた方々がいたりでした。
懇親会では特にイントラブログの枠を外して、「世の中をこうできたらいいね。最近はこういったものが出てきててさ。。」なんて話をざっくばらんにできて本当に勉強になりました。
興味のある方いらっしゃいましたら次回ぜひ一緒に行きましょう^^
▼以下は研究会で心に響いたことを自分なりに結論付けてみました。
コミュニケーション・情報共有・ナレッジ、いづれにしてもデータと人をつなぐことに限界があるのではないか。
人と人をつなぐことが必要とされている。
「マニュアルを読んでも微妙に今回の案件とはズレている。作成した人とつながって今回ならこうしますねという話ができて初めて目的は実現された。」
「本当に自分の問題を解決できる人を探し出せること」
人と人をつなぐには?
システムとしてKnow-Who機能の強化が必要
適切な人を探し出せることを助ける機能
人はどうやって探される?
・属性がわかってるが特定できてない場合
(イントラブログに詳しい誰かを探したい)
・特定できているが詳しく知りたい場合
(こないだ知り合った鈴木さんは具体的に何に強い人
なんだろう?)
探すための情報ってどうやって集める??
▼自発的な情報発信をキッカケに
プロフィールに「自分をこう探してほしい」というタグ付け
成果を記事として発信
▼周囲からの評価でより適切なプロフィールに
周囲の人がタグ付けし、それに同意するか違うのか投票する
(「この人はSpring上級者-賛成198人,異議8人」みたいな)
1人の評価では主観や偏見になる可能性がある
しかし、マスのフィルターにかけることで現実に近い評価
を浮かび上がらせる!!!
▼システムがその人のアクションを統計分析し解析する
閲覧履歴、コメント履歴などなどから興味の対象が
浮かび上がる!
以上の情報により、より適切に「その人」を表現することができる。
特に、周囲からの評価はマスのフィルターを通ることで、かなり真実に近いものに落ち着く。
つまり、より真実に近い自分の評価が流通することになる!
そうなるとどうなるか?
・経営層は優秀な人材を見つけやすい
・本人は適切に評価されるのでモチベーション上がる
・周囲の人は適切な協業が促進される
行きつくのは、
「見せたい自分により、現実の自分が変わっていく!」
つまり
「理想の自分まで現実を持っていく力を加速する」
いやーほんと興奮した。
こんなの久しぶり♪
http://iug.typepad.jp/blog/2007/06/iug_vol6_13aa.html
純粋に「世の中をコミュニケーションの力で変えたい」という方々がディスカッションで熱く事例や想いをぶつけあえる素晴らしい場でした。
また、世間は狭いなーってのも実感しました。
ウチのグループ会社の内定者が勉強に来てたり、「御社の○○さんお元気ですか?」って人がやたらいたり、前職とかなり近いところで仕事してた方々がいたりでした。
懇親会では特にイントラブログの枠を外して、「世の中をこうできたらいいね。最近はこういったものが出てきててさ。。」なんて話をざっくばらんにできて本当に勉強になりました。
興味のある方いらっしゃいましたら次回ぜひ一緒に行きましょう^^
▼以下は研究会で心に響いたことを自分なりに結論付けてみました。
コミュニケーション・情報共有・ナレッジ、いづれにしてもデータと人をつなぐことに限界があるのではないか。
人と人をつなぐことが必要とされている。
「マニュアルを読んでも微妙に今回の案件とはズレている。作成した人とつながって今回ならこうしますねという話ができて初めて目的は実現された。」
「本当に自分の問題を解決できる人を探し出せること」
人と人をつなぐには?
システムとしてKnow-Who機能の強化が必要
適切な人を探し出せることを助ける機能
人はどうやって探される?
・属性がわかってるが特定できてない場合
(イントラブログに詳しい誰かを探したい)
・特定できているが詳しく知りたい場合
(こないだ知り合った鈴木さんは具体的に何に強い人
なんだろう?)
探すための情報ってどうやって集める??
▼自発的な情報発信をキッカケに
プロフィールに「自分をこう探してほしい」というタグ付け
成果を記事として発信
▼周囲からの評価でより適切なプロフィールに
周囲の人がタグ付けし、それに同意するか違うのか投票する
(「この人はSpring上級者-賛成198人,異議8人」みたいな)
1人の評価では主観や偏見になる可能性がある
しかし、マスのフィルターにかけることで現実に近い評価
を浮かび上がらせる!!!
▼システムがその人のアクションを統計分析し解析する
閲覧履歴、コメント履歴などなどから興味の対象が
浮かび上がる!
以上の情報により、より適切に「その人」を表現することができる。
特に、周囲からの評価はマスのフィルターを通ることで、かなり真実に近いものに落ち着く。
つまり、より真実に近い自分の評価が流通することになる!
そうなるとどうなるか?
・経営層は優秀な人材を見つけやすい
・本人は適切に評価されるのでモチベーション上がる
・周囲の人は適切な協業が促進される
行きつくのは、
「見せたい自分により、現実の自分が変わっていく!」
つまり
「理想の自分まで現実を持っていく力を加速する」
いやーほんと興奮した。
こんなの久しぶり♪
2007年07月01日
イントラブログ本出しました
ついに圧倒的な実績数を誇るドリコムのノウハウを凝縮した本が出版されることになりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4774131520
「イントラブログとは何?」
だけではなく、具体的な事例に沿って
「会社がこう変わっていくのか。。」
と鮮明にイメージできるようなリアリティあふれる
ものになっています。
「システムを入れただけでは社内が活性化しなかった」
という声が多い中、
「実際に運用する時にはここがキーになる」
「顧客の文化や業種に合わせてこんな活かし方がある」
といった運用時のポイントに焦点を当てて監修されています。
ドリコムはイントラブログの業界ではダントツの実績数を誇っており、「会社のコミュニケーション、ナレッジを活性化させたい」に対してトータルソリューションを展開しています。
ご興味のある方はぜひご一読ください。
また、私に相談頂ければ、全力でサポートさせて頂きます。
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だけではなく、具体的な事例に沿って
「会社がこう変わっていくのか。。」
と鮮明にイメージできるようなリアリティあふれる
ものになっています。
「システムを入れただけでは社内が活性化しなかった」
という声が多い中、
「実際に運用する時にはここがキーになる」
「顧客の文化や業種に合わせてこんな活かし方がある」
といった運用時のポイントに焦点を当てて監修されています。
ドリコムはイントラブログの業界ではダントツの実績数を誇っており、「会社のコミュニケーション、ナレッジを活性化させたい」に対してトータルソリューションを展開しています。
ご興味のある方はぜひご一読ください。
また、私に相談頂ければ、全力でサポートさせて頂きます。
2007年06月25日
感動した!
今日は神奈川の実家に帰ったついでに茅ヶ崎の海に行ってきました。
朝7時なのに既に200人以上は人がいて、混雑具合と気合いにビビりました。
いつも通り波にいいようにやられていると浜でなんか叫んでる人がいました。
「砂浜のゴミ拾いにご協力くださーーい」
その人は浜からメガホンで叫んでいました。
正直僕はこれでやる人なんていないだろなーと思いました。
ところが
200人以上のサーファー全員がわざわざ浜に上がっていってゴミ拾いを始めたんです。
なんかすごく感動したとゆーか、めちゃくちゃうれしい気持ちになりました。
みんな海が好きなんだろな。
感謝する気持ちを持ってるんだな。
そう思いました。
僕も地元に近い湘南の海がゴミだらけで汚いのがすごくイヤだったりします。
でも正直1人でゴミ拾いしようとかは今まで思ったこともありませんでした。
せいぜい自分のゴミは持ち帰る程度。。
きっとみんなキッカケさえもらえれば、そーゆーことをやりたいって気持ちを
持ってるんでしょうね。
その呼びかけた人が何者かはわかりませんが、
そーゆーキッカケを与えてみようって行動したその人はほんとすごいなあと思いました。
朝7時なのに既に200人以上は人がいて、混雑具合と気合いにビビりました。
いつも通り波にいいようにやられていると浜でなんか叫んでる人がいました。
「砂浜のゴミ拾いにご協力くださーーい」
その人は浜からメガホンで叫んでいました。
正直僕はこれでやる人なんていないだろなーと思いました。
ところが
200人以上のサーファー全員がわざわざ浜に上がっていってゴミ拾いを始めたんです。
なんかすごく感動したとゆーか、めちゃくちゃうれしい気持ちになりました。
みんな海が好きなんだろな。
感謝する気持ちを持ってるんだな。
そう思いました。
僕も地元に近い湘南の海がゴミだらけで汚いのがすごくイヤだったりします。
でも正直1人でゴミ拾いしようとかは今まで思ったこともありませんでした。
せいぜい自分のゴミは持ち帰る程度。。
きっとみんなキッカケさえもらえれば、そーゆーことをやりたいって気持ちを
持ってるんでしょうね。
その呼びかけた人が何者かはわかりませんが、
そーゆーキッカケを与えてみようって行動したその人はほんとすごいなあと思いました。